冷え性とは

寒い季節になると、体の冷えが辛いという人は多いのではないでしょうか。部屋は暖かいのに体はなかなか温まらないとか、手足が冷たいなどの症状がある人は、冷え性の可能性があります。
冷え性は、最近では「冷え症」と症で書かれる機会も増えてきましたが、冷え性は冷え症ではありません。「症」の字は病気と判断されたものに対して主に使われます。冷え性は決して病気ではありません。
冷え性というと、女性に多いと思われがちですが、現代では、年齢や性別に関係がない隠された切実な問題となっています。年齢が高くなるにつれて冷え性の人の割合が増えていき、65歳以上では6割、75歳以上になると何と8割もの人が、冷え性であると言われています。最近では、冬に限らず夏でも強い冷房のために、体が冷えてしまうというような、1年間を通して冷え性に悩まされている人が多くなってきています。
実は暑がりという人の中にも、かなり冷え性の人が交じっています。つまり、脳や心臓など重要臓器がある上半身は熱いが、心臓から遠い下半身や手足が冷えているのが冷え性なのです。
昔から「風邪は万病のもと」といわれますが、冷えこそが万病のもとといえるのではないでしょうか。病気は体の免疫力が低下したことが原因ですが、この体温の低下こそが、免疫力を低下させる元凶です。体温が1度下がると免疫力が30%以上も低下するといわれています。冷えが免疫力を低下させたと考えた場合、この冷え性は、万病の原因になりうるといっても過言ではありません。冷え性のまま放置しておくと、睡眠障害が出てきたり、腰痛や肩こりが起こるなど、肉体に様々な悪影響が出てきます。
冷え性は体質だから仕方がないと諦めていないでしょうか。冷え性は体の血行不良が原因で起こりますから、体質改善に努めることが大切になってきます。冷え性は、努力次第でいくらでも改善できます。冷え性は、体の不調を知らせるためのサインとして考えてください。まずは、毎日の食生活を見直し、筋肉トレーニングで代謝を良くすることにより、冷え性体質は徐々改善されていきます。すぐに効果は現れないかも知れませんが、けして諦めることなく努力することが大切です。

しょうが(ショウガ)の効果

しょうが(ショウガ)は、古くから中国でも、生のものを生姜(ショウキョウ)、乾燥したものを乾姜(カンキョウ)と呼んで漢方処方に利用してきました。
しょうが(ショウガ)には、咳を鎮め、痰を切り、嘔吐を抑える、解熱、胃痛、腹痛、便秘の解消など様々な効能があり、薬理学的にも、血管拡張、血栓溶解、保温・発汗、胃液・唾液の分泌促進、殺菌作用などの効果が確認されています。漢方には欠くことのできない成分が豊富に含まれていることから、漢方製剤のうち7割に使われています。
しょうがの薬効成分はジンゲロンとショーガオールなどの辛味成分と香りの「ガラノラクトン」にあります。「ガラノラクトン」「ジンゲロール」は、共に血管を拡張させて、血液の流れを良くする効果があり、腸で吸収されたジンゲロールは、血管内に浸透し、細くなった血管を拡張させる働きがあります。
しょうがの薬効は、2000年も前に漢方医学が明らかにしていました。漢方の原点「傷寒論」には、「しょうがは体を温め(血流をよくし)、すべての臓器の働きを活発化させる。」とあります。また「しょうがは百邪を防御する」と古書にあり、健胃、嘔吐、せき、むかつきに効果があるとされます。乾生姜は、新陳代謝を促し、体を温め、冷え性、せき、腰痛、腹痛などに効果があり、古くから生薬として利用されています。
しょうが(ショウガ)の副作用に関しては、種々の文献でもほとんど見当たらないし、アメリカのFDA(食品医薬品局)でも、しょうがは(ショウガ)は、安全なハーブであるとして、警告ラベルをつけずに一般の食品店で販売されています。しょうが(ショウガ)は基本的に、体に対して悪い作用はないと考えてよいと思います。しかし、40℃以上の高熱を出している人、体がほてる人、脱水症状のある人、血便のある人の場合には、しょうが(ショウガ)の摂取は避けたほうがよいでしょう。
また、まれに軽い胃痛がする、胃が焼けるなどの症状が現れる人がいますが、そんなときにはしょうが(ショウガ)の量を少なくするなど調整してみてください。それでも合わないと感じた場合には、飲用を中止してください。

金時しょうが(ショウガ)とは

しょうが(ショウガ)と人間の関わりあいは大変古く、紀元前300〜500年頃には、保存食や漢方薬として利用されていた記録が確認できます。日本には、2〜3世紀頃に中国から伝わってきたといわれています。しょうが(ショウガ)の仲間は世界中で10000種を超えるといわれています。
しょうが(ショウガ)は、生で食べると免疫力がアップするため風邪に効果があり、加熱して食べると身体を温めてくれるので、冷え性に効果があります。しょうが(ショウガ)は、日本では、奈良時代から風邪を引いた時などに使うようになりましたが、その後、品種改良が行われて日本独自の「金時しょうが(ショウガ)」が誕生しました。
しょうがの中でも金時しょうが(ショウガ)は、血液の流れを改善し、基礎代謝を大幅にアップしてくれます。一般のショウガと比べて小さく、切り口は濃い黄色をしています。他のしょうが(ショウガ)に比べ、香りの素となる「ガラノラクトン」が約11倍、辛味の成分である「ジンゲロール」は他のショウガに比べ約4倍も含有されており、風邪、喉の痛み、胃痛、冷え性、むくみ、関節炎他数多くの症状に効果があるといわれています。また、基礎代謝が上がることから、ダイエット効果も期待できます。
金時しょうが(ショウガ)を取り、冷え性を改善して寒い季節を乗り切りましょう。

○金時しょうが(ショウガ)の主な効果
 冷え性を改善する 
 血液の流れをよくする 
 カゼやリウマチの予防改善をする
 動脈硬化の予防や改善をする
 水太りや体のむくみをとる
 関節痛などの痛み取る 
 炎症を抑える
 胃腸の働きを良くする
 抗菌作用がある など



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